プラントベース願掛料理＆喫茶が熊本・大津町にオープン

台湾の食材や物産品の輸入販売を手がける日台生活館（本社＝熊本県菊池郡大津町）は、グループ企業が保有する「大津町国際交流館」で新たな事業を開始する。環境配慮や健康志向のライフスタイルを目指す人に向け、「健康志向料理店」と、多用途の物販店「81886 Shop」を12月23日にオープンする予定だ。同地区に進出する台湾企業の工場勤務者に対し、生活全般をサポートする。

「願掛料理店」では、台湾で“純素料理”と呼ばれる完全植物性料理を提供する。会館1階にて、飲食・物販・デリバリーを行う。日本ではまだ馴染みが薄い「ビーガン料理」だが、動物由来食材を一切使わず、健康志向の人や環境配慮型の生活を求める人に向けた展開を目指す。メニューは野菜カレー、麻婆豆腐、魯肉飯、水餃子、小籠包、野菜まんじゅうなどで、大豆を主な食材として使用。喫茶コーナーでは台湾紅茶やカステラを提供する予定だ。

また、会館1階の多目的ホールは国際交流の場としても活用でき、大画面スクリーン付きの宴会場や宿泊施設を備える。会議室や料理教室としての利用も可能。宴会の際には台湾の料理人を招き、本格的な台湾コース料理も提供できる。

「近年のヘルシー志向の高まりを受け、本当の健康食を提供したいと考えています。ランチに取り入れた料理も特色を生かした内容で、近隣の同業者にはない取り組みです」と統括責任者は話す。営業は月曜から木曜の平日のみ。価格帯は1000円程度を予定している。

「初の試みですが、浸透すれば地域の活性化にもつながると信じています」と述べ、台湾と日本の交流促進への期待も高まっている。

台湾キッチン大津町　台灣灶咖
TEL:096-243-3757
〒869-1233菊池郡大津町大字大津1249番地4
営業時間：平日11:00-18:00
土、日祭日、夜の宴会コース（台湾料理）についても承っております。